あたらしい季節のおしらせ


2020/07
池田彩乃、根本万智 二人展
「芝生と毛布」
2020年8月8日(土)- 8月20日(木)
http://www.sunnyboybooks.jp/event/shibafu-moufu/
東京のSUNNY BOY BOOKSさんにて二人展を開催します。
2020年4月29日から7月7日の間に交わした交換日記を綴じた
共作の詩画集「芝生と毛布」を刊行します。限定50部を予定しています。

新型コロナウイルス感染症の対策として
店舗及びオンラインショップと並行して原画と手書きの詩作品を展示・販売します。
東京都の感染状況によってお店の営業スタイルにも変更があるかと思います。
立ち寄られる際はSNSやホームページで営業時間と来店の際のお願いごとをご確認ください。
http://www.sunnyboybooks.jp/about-openday-2/

2020/6
医療法人 越田クリニック WEBコンテンツ
「二十四節気」の連載がはじまりました。
言葉を担当しています。
一年間、イラストレーターの松栄舞子さんの絵とともに
季節を歩んでゆけることとてもたのしみです。
https://www.koshida-cl.or.jp/

2020/4
はじめての詩集じゃない本『観光記』できました。

2020/3
note作りました。
詩やこばなし、あります。

2019/12
「おめでとう」のページをつくりました。

2019/11
約2年ぶりの新刊詩集『舟』ができました。


2018/12〜
フリーペーパー「この星紀行」再開!
メールフォーム改装中のためお手数ですが、以下アドレスやSNSからお声がけください。
ikdayano☆gmail.com(☆→@)
最新号についてはtwitterとinstagramにてお知らせします。

観光記


私なんて、吹けば飛ぶものよ。
この軽やかさを愛さなくてどうする。
詩人なんて、
言葉なんて、
一生なんて、
吹けば飛ぶものよ。
風の全てを愛さなくてどうする。


はじめて詩じゃない言葉の本を作りました。
随筆やエッセイから近くて遠いところにある、これは「レポート」です。
この星にて出会ってきた有形無形を書き残したものの中から
「何度も思い出したいこと」を紙に留めました。
2013年から2020年1月に書いたもので構成されています。

『観光記』
全55篇収録 104頁
新書判(103×182mm)
初版150部限定「旅のおとも栞」付
1500円(税込)

※表紙・裏表紙に小さな斑点模様が見えますが、古紙配合率70%の再生紙特有のものです。一冊ずつ異なる風合いをお楽しみいただければと思います。

noteに本の生い立ちと、収録されている言葉を何篇か公開しています。
(期間限定かもしれません)
『観光記』より|ikeda ayano
※登録しなくても読めます!

取扱店

☆が付いているお店はwebshopでもお取り扱いいただいています。


書けなさの前に立っていて
言えなさの前で笑っていて
いて
ほしい
たとえようがなくて
あなたに尋ねてしまいたくなる

ここで
なにが起きているの


【おしらせ】

池田彩乃 根本万智 二人展
「舟旅(本屋の中の港へ)」
2月20日(木)~2月24日(月・祝)
※原画のみ3月5日(木)まで展示
12:00~20:00 水曜定休

青と夜ノ空
東京都武蔵野市吉祥寺南町5丁目6−25
http://www.aotoyorunosora.com/

朗読会「声で叶える」
2月22日(土)夜の部 18:00~19:00
2月23日(日)昼の部 15:00~16:00
各部定員10名(※要予約)
読む人:池田彩乃
料金:ドネーション制(投げ銭)

ご予約の際に、聞きたい詩を教えていただけたら朗読します。
池田作のものであれば、詩集『舟』以外からも選んでいただけます。
ご予約受付:ikdayano@gmail.com(お名前、人数、聞きたい詩)

詳細こちら


もくじ

2012.2.5
無題
今宵に名前をつけるなら
ふるえ、土深く、光と
春に生まれた舟
さわれます
この星のダンス
雨雪の日
逡巡
窓を隔てて
祈りを渡す
百年の散歩
問いかけ
音楽
通過する
春分
すがたかたち
きみを知っている

花の名
ひとつ
うたういえ
体の思い出
名前を待っているものがまだ幾億もある世界だここは
灯台
清濁の川
我は夏の日
畔にて別れる
風に舞い上がった
雨季のある国にて
迎え火
それはひかり
春のかたち
大晦日
言葉による写生
邂逅
十指
円環

2016年、2017年にひらいた朗読会「今宵に名前をつけるなら」で朗読したものなど、声と親しい詩を中心に全39篇を収録。
「ここにあるよ」と言いたい詩集ができました。
今は大事な手紙を宛て終えたあとのように安心しています。
装画、挿絵は個展を中心に活動されている根本万智さんにお願いしました。

『舟』
88ページ – 160mm×180mm – 1,500円(税込)
装画・挿絵 根本万智
https://kobunefune.tumblr.com/

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発光


いつか 白い白い光のなかで そのひとの問いに
わたしは
全部です と答えたことがあった

2019.3 再々発光(行)のお知らせ

2017年4月に再発光(行)した『発光』が一年ほどで約百三十部、旅立ってゆきました。
手にとってくださった方々、届けてくださった書店のみなさま、ありがとうございました。
長らく在庫を切らしていましたが、この度再々発光いたします。
装幀をまた新たにし、価格もすこし下がりました。

詩集は、余りあるもので在りたいという思いがあります。
誰かが手を伸ばしたくなったそのときにそこにいられるように、待つ側で在りたい。
私家版なのでやっぱりたくさんの在庫は作れないのですが、
思いをすこしずつ形にすべく、この度の再々発光に至りました。
引き続き、『発光』をよろしくお願いいたします。

新規取り扱いについてのご相談もお待ちしています。
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雑誌アンドプレミアムのウェブマガジンにて、「本と音楽 紙片」が選ぶ「大切な言葉に出会える本」として詩集『発光』をご紹介いただいています。
https://andpremium.jp/book/books-154/

 

再発光の際にいただいたコメント

詩集を照らす言葉たち。ありがとうございます。

『発光』に感動した2月から、さらに一年以上たったんですね、はやい。
言葉にできないものを言葉で伝えようとする
人間がものを書く営みの、切なさとよろこびが結晶した一冊です。
初夏の季節にリニューオウ、おめでとうございます。 

雪舟えま
歌人・小説家 (北海道)

発光 という 本。
この中にある言葉たちは「ほらそこ、」ってとこにある言葉。
車の排気ガスの側に植えられた桜並木。
地面はアスファルトで固められ靴を痛めながら足早に歩く日々。
それが私たちの常。
夜道に雨空で見えない月灯りを頼るより道端のLEDを頼る。
今、すぐそばで発光している、だからこそ救われる。そんな本。 

ハマダサトミ
お菓子とコーヒー研究室 ハマ・ノ・テlabo(兵庫)

彩乃さんの言葉の選び方は、不思議だけれど、温かくて、安心する。
そして、喜びも、希望も、悲しみでさえも、すべて、光を放っている。
心を照らしてくれるように。このタイトルはほんとうに、とてもぴったりだな、とおもう。
ふとした時に、手に取って、じっ、と眺めるように、彩乃さんの言葉をいただいています。
何気ない日々の、生活にある風景が、ぽっ、と頭の中に、綺麗な色彩をともなって、浮かぶのです。
(だから、安心するのかもしれないな) 

星乃
(富山)

池田さんの言葉は隙を見てる。
何の隙かは分からない。
いいものか悪いものかも分からない。
大抵そこには光が差してる、平凡な大阪の光に身を浸す作家が見える。
言葉たちは迷いなく作家の思念を指す。
すべてに怯えている自覚を持つことで強くなってしまう自分に焦っているのではないか、とも思う。
きっとそんな時、隙間にはさむ手紙を書くように本を作るのだろう。
無数に存在する誰かのポストに向けているようで、自分に投函しているのだろう。
隙間で猫を見ました。網膜、生きてますか?
昔のように自分の弱さ、愛せますか?と 

コバトレーベル 小鳩ケンタ
詩人(大阪)

「雄弁なひかりを問う」 

池田彩乃さんの言葉に初めて出会ったのがいつの事だったのかはもう思い出せない。
ただ、一つ言えるのは、いつでも、同じ時代を生き抜いている、という愉悦がそこに在ったという事。
池田さんの言葉はくるくると、同じことを描き続けている。
しかし池田さん自身は同じ所に立ち竦んでいるわけではない。
いろんな地点から、観測されてきた「光」というものがあって、
それは言葉なのかもしれないし、
もっと別なものかもしれない。
いつでも、池田さんの言葉はいのちや鼓動、生活を感じさせる。
それはすなわちきっと光だ。
光があるから生きてゆける、というよりは、個々が光を放っていることへの確証。
発光し続ける何かがあることを発見させてくれる。
安心して、ひかっていてよいのだという優しさと、外敵から身を守るためにひかりなさいという厳しさ。
その両方があって、はじめて、実感を持って立ち上がりひかり始める言葉たちがある。

井筒沙奈
(大阪)


『発光』
34ページ — 文庫(105×148mm) — 1,000円(税込)
解説 雪舟えま(小説家・歌人)

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つづきを読む “発光”

一杯の水を注ぐ手紙


これは
あなたが読むためにすべて
すべて忘れゆくあなたのために

無数の降る点と注ぐ点
指先の感覚から思い出される詩集になれますように。
手紙のような一篇を綴じました。
今、だれかと出会い別れてゆくことがあればこれを差し出します。

『一杯の水を注ぐ手紙』
16ページ — 138×85mm — 800円(税込)

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つづきを読む “一杯の水を注ぐ手紙”